軟質アクリル・フッ素樹脂シート”SA999”
SA999 衝撃吸収試験ビデオ


高圧ガス工業株式会社様にご協力いただき、新たに開発した衝撃吸収性の高い製品です。軟質アクリル材とフッ素材との配合で機械物性が向上し、且つ、従前と比べ、取り扱い易くしました。写真と映像(衝撃級性能試験)は、厚さ300μmの試料での試験です。今後、多分野でのご使用が期待される製品です。
機械物性
密度 | 1.15 | ||
融点 | – | ||
降伏応力 | MPa | 3 | |
引張強さ | MPa | 6 | |
引張伸び | % | 350 | |
比熱 | (J/g・K) | ℃ | 1.51 |
MFR190℃ | (g/10min)2.16kg φ2.095 | 30 | |
MFR150℃ | (g/10min)2.16kg φ2.095 | 0.9 | |
熱伝導率 | W/m・K | 測定中 | |
表面抵抗率 | メーカー測定基準 | Ω/□ | 10×13乗> |
体積抵抗率 | メーカー測定基準 | Ω/m | 10×11乗> |
絶縁耐力 | 公的試験機関 | (kV/mm)交流60Hz | 26.8 |
比誘電率 | 公的試験機関 | 1GHz | 2.8 |
公的試験機関 | 1MHz | 3.7 | |
公的試験機関 | 1KHz | 4.1 | |
誘電正接 | 公的試験機関 | 1GHz | 0.2 |
公的試験機関 | 1MHz | 0.05 | |
公的試験機関 | 1KHz | 未測定 | |
ショアA硬度 | 69 | ||
燃焼性 | UL94燃焼性試験 | UL94に対応せず(燃え尽きてしまったため) |
注1)上記機械特性値は、代表値であり、保証値ではございません。
注2)SA999同等の燃焼性樹脂は、アクリル・ポリプロピレンが相当します。
アクリル製品の用途:水槽・乗り物の窓、照明具カバー、日用品・事務用品 ポリプロピレン製品の用途:自動車・家電部品、包装フィルム、食品容器、ごみ容器
注3)耐熱性の試験として公的機関で熱分解温度の測定試験を実施しました。 ところがフッ素の熱分解温度を拾ってしまい「不確定要素の高いデータ」になりました。現在「使用に耐える温度」の測定試験を進めています。
注4) 熱伝導率の測定試験は、SA999シリーズ高熱伝導性製品(開発品)が完成した段階で測定を実施し、公表させていただく計画です。
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